詐欺の手口

川口市の住吉会系を家宅捜索 カンボジア特殊詐欺オーナーとの接点とは

川口市の住吉会系を家宅捜索 カンボジア特殊詐欺オーナーとの接点とは 詐欺の手口

カンボジア拠点の特殊詐欺をめぐる捜査が、新しい局面に入りました。詐欺グループのオーナーとされる男の周辺から、暴力団の名前が浮かびます。その名前が住吉会でした。

発端は「自分は住吉会とつながりがある」という男の発言です。2026年6月26日には、埼玉県川口市にある住吉会系の事務所が家宅捜索されました。カンボジア拠点の特殊詐欺と国内の暴力団は、どこでつながるのか。この記事では、人物と時系列をていねいに整理していきます。

  1. カンボジア拠点の特殊詐欺事件とは?
    1. 事件の概要といつ発覚したのか
    2. 拠点となったカンボジア・ポイペトとは?
    3. かけ子29人が摘発された経緯とは?
  2. かけ子グループのオーナーとされる佐々木裕介容疑者とは?
    1. 佐々木容疑者の年齢・出身地はどこか
    2. 拠点で「A先生」と呼ばれていた立場とは?
    3. バンコクから遠隔で指示していたとされる手口とは?
  3. 「自分は住吉会とつながりがある」発言とは何か?
    1. 知人に伝えていたとされる内容とは?
    2. この発言が捜査で重視された背景とは?
    3. 暴力団の威力を利用したとみられる根拠とは?
  4. 埼玉県川口市の住吉会系事務所が家宅捜索された理由とは?
    1. 家宅捜索が行われた日付と場所はどこか
    2. 捜索対象となった「領家一家」とは?
    3. 佐々木容疑者と事務所の接点とは?
  5. 佐々木容疑者が逮捕されるまでの流れとは?
    1. タイ・バンコクで拘束された経緯とは?
    2. 日本へ強制送還され逮捕されたのはいつか
    3. 適用された組織犯罪処罰法違反とは?
  6. 特殊詐欺の被害はどれくらいの規模だったのか?
    1. 被害総額が数十億円とされる根拠とは?
    2. 茨城県つくば市の女性が受けた被害とは?
    3. オーナーが得ていたとされる報酬とは?
  7. 拠点内でかけ子はどう扱われていたのか?
    1. かけ子を集めた勧誘の手口とは?
    2. 拠点で行われていたとされる制裁とは?
    3. 入ると抜け出せないとされる実態とは?
  8. 中国マフィアへ資金が流れた可能性とは?
    1. 拠点を管理していた中国人グループとは?
    2. 資金洗浄役が果たしていた役割とは?
    3. 警察が追う資金の流れとは?
  9. これまでの逮捕者と捜査はどこまで広がったのか?
    1. 逮捕者37人の内訳とは?
    2. リクルーターや指示役の役割とは?
    3. 合同捜査本部の捜査体制とは?
  10. よくある質問(FAQ)
    1. 佐々木容疑者は容疑を認めているのか?
    2. 住吉会との関係はすでに立証されたのか?
    3. 摘発されたかけ子29人はその後どうなったのか?
    4. 被害額はどこまで判明しているのか?
    5. この事件はいつ・どこで起きたのか?
  11. まとめ
    1. 参考文献

カンボジア拠点の特殊詐欺事件とは?

まずは事件の全体像をつかみます。舞台はカンボジア北西部のポイペトでした。日本人をねらった特殊詐欺の拠点が、そこに置かれていました。逮捕者は多く、被害も広がっています。どんな事件なのか、入口から確認していきましょう。

事件の概要といつ発覚したのか

この事件は、日本人をだます電話を海外からかけていた構図です。犯人たちは警察官などになりすましました。そしてうその電話で現金をだまし取っていました。被害は1件では終わりません。拠点に関連した被害は、総額で数十億円にのぼるとみられています。

表面化したのは、海外での摘発がきっかけでした。カンボジアの拠点が摘発され、日本人が大勢関わっていたとわかります。そこから日本の警察による捜査が本格化しました。指示役や勧誘役の存在も、少しずつ見えてきています。

拠点となったカンボジア・ポイペトとは?

ポイペトはカンボジアの北西部にある街です。タイとの国境にほど近い場所にあります。この地理が、今回の事件で意味を持ちました。タイ側からの出入りがしやすい立地だったからです。

拠点は中国人グループが管理していたとされています。そこに日本人のかけ子が集められました。国境をまたいだ運営が、捜査を難しくした一因です。関係者がタイ側に逃れる動きも見られました。

かけ子29人が摘発された経緯とは?

愛知県警などは、2025年8月以降に動きます。カンボジアでかけ子をしていた日本人を摘発しました。その数は29人です。年齢層は10代から50代まで幅がありました。

摘発は1回では終わりませんでした。合同捜査本部が複数回にわけて逮捕を重ねます。中国人の幹部やリクルーター、資金洗浄役の存在も明らかになりました。事件は1つの拠点にとどまらない広がりを見せています。

かけ子グループのオーナーとされる佐々木裕介容疑者とは?

ここからは中心人物に目を向けます。詐欺グループのオーナーとされるのが、佐々木裕介容疑者です。自称は会社役員でした。年齢は38歳とされています。どんな人物で、どんな役割だったのか。具体的に見ていきます。

佐々木容疑者の年齢・出身地はどこか

佐々木容疑者は38歳の自称会社役員です。出身は東京都の八丈島とされています。高校を卒業するまで、その島で暮らしていたといいます。人口6000人ほどの自然豊かな島です。

地元では真面目な人物として知られていたようです。英語の成績が優秀だったという証言もあります。島の人たちにとっては、意外な再会だったかもしれません。穏やかな印象と事件の重さに、距離があったからです。

拠点で「A先生」と呼ばれていた立場とは?

拠点のなかで、佐々木容疑者は特別な立場にいました。かけ子たちのあいだでは「A先生」と呼ばれていたといいます。日本人グループのトップに位置する人物とみられています。呼び名そのものが、立場の高さを表していました。

豪遊しているという話も、かけ子たちのあいだで流れていました。手元には多額の資金があったとされています。現場の末端と統括者では、立場がまるで違っていたわけです。この差は、後ほど報酬の話でもはっきりします。

バンコクから遠隔で指示していたとされる手口とは?

注目したいのは、佐々木容疑者の居場所です。カンボジアに渡航した記録は確認されていません。生活の拠点はタイのバンコクでした。高級住宅地で、家族と暮らしていたとされています。

つまり、現場には行かずに指示を出していた構図です。通信アプリなどを通じて、かけ子へ連絡していたとみられます。多くのかけ子は本人に直接会っていなかったといいます。顔を見せずに動かす。これが遠隔統括の特徴でした。

「自分は住吉会とつながりがある」発言とは何か?

この記事の中心となる発言です。佐々木容疑者は知人に、ある言葉を伝えていました。それが「自分は住吉会とつながりがある」というものです。なぜこの一言が捜査で重みを持ったのか。背景をほどいていきます。

知人に伝えていたとされる内容とは?

捜査関係者への取材で、ある事実が浮かびました。佐々木容疑者が知人に語っていた内容です。「自分は住吉会とつながりがある」と伝えていたとされています。住吉会は指定暴力団です。

この発言は、ただの自慢話では片づきませんでした。詐欺の運営と暴力団の距離を示す手がかりになったからです。発言の裏づけを取ることが、捜査の焦点になりました。言葉と実態が一致するのか。そこが問われています。

この発言が捜査で重視された背景とは?

特殊詐欺と暴力団の関係は、以前から指摘されてきました。資金の流れがからむことが多いからです。今回の発言は、その関係を具体的に示す可能性を持ちました。だからこそ、捜査本部は重く受け止めます。

警察は、押収品や関係者の供述を集めています。発言と物証を突き合わせる作業が続いています。威力を背景にした運営があったのか。その有無が、事件の性格を大きく左右します。

暴力団の威力を利用したとみられる根拠とは?

警察は、佐々木容疑者の行動に注目しています。詐欺を進めるうえで、暴力団の威力を利用していたとみているからです。根拠は、関係者の供述や押収品にあります。これらを分析し、関連を調べています。

威力を利用するとは、後ろ盾を見せて人を従わせる行為を指します。この見立てが、川口市の事務所への家宅捜索につながりました。発言と行動の整合性が、次の捜索の判断材料になったわけです。

埼玉県川口市の住吉会系事務所が家宅捜索された理由とは?

ここで舞台は国内に移ります。家宅捜索が行われたのは、埼玉県川口市です。対象は住吉会系の事務所でした。なぜ、このタイミングで踏み込んだのか。日付と場所、そして接点を順番に押さえます。

家宅捜索が行われた日付と場所はどこか

家宅捜索は2026年6月26日に行われました。場所は埼玉県川口市です。対象は指定暴力団である住吉会系の事務所でした。捜査員はおよそ15人が入っています。

捜索の時間は1時間半ほどでした。愛知県警などの合同捜査本部が踏み切った捜索です。カンボジアの事件と国内の事務所が、ここで線でつながりました。国境を越えた捜査が、目に見える形になった瞬間です。

捜索対象となった「領家一家」とは?

捜索を受けたのは、住吉会の傘下にある組織です。名前は「領家一家」とされています。住吉会の2次団体にあたります。事務所は川口市内にありました。

捜査本部は、この組織が詐欺に加担した疑いがあるとみています。押収品の分析を通じて、関連を確かめる方針です。組織と個人、どちらの関与なのか。そこを切り分ける作業が進みます。

佐々木容疑者と事務所の接点とは?

家宅捜索の根拠は、容疑者との接点でした。佐々木容疑者と領家一家のあいだに、つながりが浮かんだのです。供述や押収品が、その接点を示したとされています。だから捜索に至りました。

捜査本部は、両者の関係を慎重に調べています。日本の暴力団を通じて、中国マフィアへ金が流れた可能性も視野に入れています。資金の道筋を解くことが、実態解明の鍵になりそうです。

佐々木容疑者が逮捕されるまでの流れとは?

逮捕は一足飛びには進みませんでした。拘束から送還、そして逮捕まで段階がありました。場所も国をまたいでいます。流れを整理すると、事件の構造が見えやすくなります。表で時系列を確認しましょう。

タイ・バンコクで拘束された経緯とは?

佐々木容疑者は、タイのバンコクに潜伏していました。トンロー地区の高級住宅街で生活していたとされています。2026年6月5日、タイの警察当局が動きます。入管法違反の疑いで拘束しました。

このとき、日本では逮捕状が出ていました。名古屋地方裁判所が2026年4月1日付で、詐欺罪の逮捕状を出しています。国際的な手配のなかで、潜伏先が特定された形です。

日本へ強制送還され逮捕されたのはいつか

拘束のあと、タイ当局は送還の方針を固めます。そして2026年6月16日、佐々木容疑者は日本へ送られました。逮捕は移送中の機内で行われています。日本の領空に入った段階での逮捕でした。

容疑は組織犯罪処罰法違反です。流れを整理すると、次のようになります。

日付 できごと
2025年2月 茨城県つくば市の女性が被害にあう
2025年5月 カンボジアの拠点が摘発される
2025年8月以降 かけ子29人が摘発される
2026年4月1日 名古屋地裁が逮捕状を出す
2026年6月5日 バンコクで拘束される
2026年6月16日 強制送還され逮捕される
2026年6月26日 川口市の住吉会系事務所を家宅捜索

適用された組織犯罪処罰法違反とは?

逮捕の容疑は、組織犯罪処罰法違反です。正確には組織的詐欺の疑いとされています。これは、複数人が役割を分けて行う詐欺に適用されます。個人の単独犯とは扱いが異なります。

佐々木容疑者は、調べに対して黙秘しています。容疑を認める供述は、現時点で出ていません。警察は供述に頼らず、物証から実態を固める方針です。組織としての関与を立証できるかが問われます。

特殊詐欺の被害はどれくらいの規模だったのか?

気になるのは被害の大きさです。1件の金額も、全体の総額も、けた違いでした。お金の流れには、報酬の偏りも見えてきます。具体的な数字をもとに、規模を確かめていきます。

被害総額が数十億円とされる根拠とは?

この拠点に関連した被害は、非常に大きいものでした。被害総額は数十億円にのぼるとみられています。これはポイペトの拠点だけで見た金額です。複数の被害が積み重なった結果でした。

タイの警察も、同様の見方を示しています。詐欺と、それに関連する資金洗浄に関与していたという見立てです。被害の全体像は、まだ解明の途中にあります。捜査が進めば、数字が動く可能性もあります。

茨城県つくば市の女性が受けた被害とは?

具体的な被害も明らかになっています。狙われたのは、茨城県つくば市の女性でした。時期は2025年2月とされています。警察官をかたるうその電話がかかってきました。

だまし取られた金額は3140万円です。この事件が、佐々木容疑者の逮捕容疑の柱になっています。1件でも数千万円という重さが、被害の深刻さを物語ります。1人の生活を揺るがす金額でした。

オーナーが得ていたとされる報酬とは?

お金の流れには、はっきりした偏りがありました。佐々木容疑者は、だまし取った金の3から4割を得ていたとみられています。月にすると、億単位の報酬になります。関与した期間は、少なくとも8か月とされています。

一方で、現場のかけ子の取り分はわずかでした。報酬は数パーセントにとどまります。成績が悪いと支払われないこともあったといいます。立場による格差が、報酬にもくっきり表れていました。

立場 報酬の目安
オーナーとされる佐々木容疑者 だまし取った金の3〜4割
現場のかけ子 数パーセント程度

拠点内でかけ子はどう扱われていたのか?

拠点の内側は、外から見えにくい世界でした。かけ子は、どんな環境に置かれていたのか。証言からは、厳しい支配の実態が浮かびます。勧誘の入口から内部の様子まで、順にたどります。

かけ子を集めた勧誘の手口とは?

人を集める入口には、お金の悩みがありました。借金を抱えた人が、勧誘の対象になっていました。高い報酬をちらつかせて、拠点へ送り込む手口です。リクルーターが、この役割を担っていました。

入口は、本人の弱みにつけ込む形でした。借金の手形が犯罪組織に売られ、強制的に加担させられる例も報告されています。自分の意思とは別の力で、現場へ引き込まれた人もいたわけです。

拠点で行われていたとされる制裁とは?

拠点のなかでは、成績が常に管理されていました。ボードに件数や成否が書き出されていたといいます。かけ子同士を競わせる仕組みです。成績が悪いと、制裁が加えられることもありました。

証言には、痛ましい内容も含まれます。顔が腫れている人が、複数いたといいます。ライターで鼓膜を焼かれたり、スタンガンを当てられたりした例も語られています。暴力で人を縛る環境でした。

入ると抜け出せないとされる実態とは?

拠点に入った人の多くは、自由を奪われていました。パスポートは取り上げられていたとされています。外との連絡も制限されていました。帰国の見通しが立たない状態です。

元かけ子の男性は、内側の感覚を語っています。入ってしまうと外に出ることはできない、という趣旨の証言です。助けようとすれば標的が自分に移る。そんな空気のなかで、声を上げにくい状況が続いていました。

中国マフィアへ資金が流れた可能性とは?

事件は日本だけで完結していません。お金の流れは、国境の外へも向かっていました。鍵を握るのが、拠点を管理していた中国人グループです。資金の道筋を、わかる範囲で追っていきます。

拠点を管理していた中国人グループとは?

ポイペトの拠点は、中国人グループが管理していたとされています。佐々木容疑者は、彼らと協力していたとみられます。日本人のかけ子をまとめる役と、拠点を管理する役。役割が分かれていた構図です。

つまり、日本人だけの犯行ではありませんでした。国境をまたいだ複数の組織が、1つの拠点に関わっていたとみられています。国際的なネットワークの一部だったわけです。

資金洗浄役が果たしていた役割とは?

事件には、資金洗浄役も登場します。だまし取った金は、そのままでは足がつきます。そこで、出どころをわかりにくくする役割が必要でした。これが資金洗浄役です。

捜査では、この役割の人物も明らかになっています。お金の出口を整える存在でした。被害金が、どこを経由して動いたのか。その解明が、組織の全体像に直結します。

警察が追う資金の流れとは?

警察が注目しているのが、最終的な行き先です。日本の暴力団を通じて、中国マフィアへ金が流れた可能性があるとみています。住吉会系事務所への家宅捜索も、この流れと無関係ではありません。

資金の道筋は、まだ完全には見えていません。国内の暴力団と海外の犯罪組織が、お金でつながっていた疑いが調べられています。実態解明は、これからの捜査にかかっています。

これまでの逮捕者と捜査はどこまで広がったのか?

最後に、捜査の広がりを確認します。逮捕されたのは、かけ子だけではありませんでした。役割ごとに、さまざまな人物が浮かんでいます。全体の人数と内訳を整理しておきましょう。

逮捕者37人の内訳とは?

逮捕者は、佐々木容疑者を含めて37人にのぼっています。中心はかけ子の29人です。そこに、別の役割を担った人物が加わります。役割ごとに見ると、組織の形が見えてきます。

主な役割は、次のように分かれていました。

  • かけ子:うその電話をかける現場の実行役
  • 指示役:かけ子に指示を出す中国人の幹部
  • リクルーター:借金のある人などを勧誘する役
  • 資金洗浄役:だまし取った金の出どころを隠す役
  • オーナーとされる人物:全体を統括する立場の佐々木容疑者

リクルーターや指示役の役割とは?

リクルーターは、人を集める入口を担いました。1人を紹介すると、100万円以上の報酬を得ていたとされる例もあります。人を送り込むことが、利益に直結する仕組みでした。

指示役は、現場の実行を支えました。中国人の幹部が、かけ子へ具体的な指示を出していたとみられています。役割の分業が、被害を大きくした要因でした。1人ではなく、組織で動いていたのです。

合同捜査本部の捜査体制とは?

捜査は、愛知県警などの合同捜査本部が進めています。複数の県警が連携する体制です。海外での摘発から始まり、国内の捜索まで広がりました。捜査の範囲は、国境をまたいでいます。

逮捕は、複数回にわたって積み重ねられました。全容解明は、いまも続いています。組織の上から下まで、関与の度合いを見極める作業が残っています。捜査は現在も進行中です。

よくある質問(FAQ)

ここまでの内容で残りやすい疑問を、まとめて取り上げます。日付や人物、その後の状況など、気になる点を短く確認していきましょう。

佐々木容疑者は容疑を認めているのか?

佐々木容疑者は、調べに対して黙秘しています。容疑を認める供述は、現時点で確認されていません。逮捕容疑は組織犯罪処罰法違反です。

そのため、警察は供述以外の材料を重視しています。押収品や関係者の証言から、関与を裏づける方針です。立証の中心は物証になりそうです。

住吉会との関係はすでに立証されたのか?

立証されたとは、まだ言えません。家宅捜索は、関係を確かめるための段階です。発言や接点が浮かんだことで、捜索に踏み切りました。

警察は、押収品の分析を進めています。組織としての関与か、個人のつながりか。その切り分けが、これからの焦点になります。

摘発されたかけ子29人はその後どうなったのか?

かけ子29人は、日本へ強制送還されました。その後、捜査の対象になっています。なかには、逮捕後に不起訴となった人もいます。

立場や関与の度合いは、人によって異なります。強制的に加担させられた例も報告されています。一律の扱いにはなっていません。

被害額はどこまで判明しているのか?

被害は、ポイペトの拠点だけで数十億円にのぼるとみられています。これは現時点での見立てです。具体的な被害も、個別に明らかになっています。

たとえば、つくば市の女性は3140万円をだまし取られました。捜査が進めば、被害の全体像はさらに更新される可能性があります。数字はまだ動く段階です。

この事件はいつ・どこで起きたのか?

詐欺の拠点は、カンボジア北西部のポイペトにありました。被害は2025年2月などに確認されています。その後、日本での逮捕や送還が続きました。

国内の動きとしては、2026年6月26日の家宅捜索があります。場所は埼玉県川口市の住吉会系事務所です。事件は、海外と国内をまたいで展開しました。

まとめ

カンボジア拠点の特殊詐欺は、海外と国内をまたぐ事件でした。中心にいたのが、オーナーとされる佐々木容疑者です。バンコクから遠隔で指示を出し、拠点では「A先生」と呼ばれていました。そして「自分は住吉会とつながりがある」という発言から、暴力団との接点が浮かびます。2026年6月26日の川口市での家宅捜索は、その線をたどる一歩でした。

事件を見ていくと、勧誘から制裁まで、人を縛る仕組みが見えてきます。借金を入口にされた人もいました。被害は数十億円とされ、お金は中国マフィアへ流れた可能性も調べられています。捜査はいまも進行中です。続報が出たときは、逮捕者の人数や容疑の中身が更新される点に注目すると、全体像をつかみやすくなります。

参考文献

  • 「かけ子グループのオーナー「自分は住吉会とつながりがある」 カンボジア拠点の特殊詐欺事件」- 中日新聞Web
  • 「オーナーと接点、住吉会系を捜索=カンボジア拠点詐欺―愛知県警など」- 時事通信
  • 「カンボジア特殊詐欺事件 拠点”オーナー”38歳男 暴力団と関係か 指定暴力団・住吉会系の組事務所を家宅捜索 愛知県警」- CBCテレビ
  • 「カンボジア拠点の特殊詐欺事件 拠点の”オーナー”とみられ逮捕の男 1か月に億単位の報酬か」- 中京テレビNEWS
  • 「カンボジア特殊詐欺Gの幹部か 日本人・佐々木裕介容疑者をタイ・バンコクで拘束」- TBS NEWS DIG
  • 「【恐怖の実態】”カンボジア詐欺組織” 元かけ子「一度入ると出られない」 かけ子らを暴力で支配」- 中京テレビNEWS
  • 「八丈島出身、英語が得意で都内の大学へ…特殊詐欺容疑者と再会した島民」- 中日新聞Web