詐欺の手口

60時間ビデオ通話の特殊詐欺とは?6人再逮捕の手口と対策を解説

60時間ビデオ通話の特殊詐欺とは?6人再逮捕の手口と対策を解説 詐欺の手口

スマホの画面越しに警察官が話しかけてくる。そんなビデオ通話を使った特殊詐欺で、6人が再逮捕されました。被害女性は、お金を振り込むまでの60時間以上、犯人グループとの通話をつながれたままだったとされています。

聞いただけでは信じられないかもしれません。でも、これは実際に起きた事件です。この記事では、ビデオ通話を切らせない特殊詐欺がどんな手口なのかを、やさしく整理します。仕組みを知ることが、いちばんの防御になります。あわせて、家族を守るためにできることもお伝えします。

  1. 60時間以上のビデオ通話で何が起きた事件なのか?
    1. 偽警察官が口座振込を指示した事件の概要
    2. 被害者が60時間以上通話をつながれた経緯
    3. 被害総額と被害に遭った人の内訳
  2. なぜ6人は「再逮捕」されたのか?
    1. 再逮捕とはどういう意味か
    2. 今回追加された容疑の内容
    3. 逮捕された6人の立場と役割
  3. ビデオ通話を切らせない手口の狙いとは?
    1. 被害者を監視・孤立させる目的
    2. 相談・通報をさせないための心理的拘束
    3. 振込完了まで通話を続けさせる流れ
  4. 偽警察官・偽検察官はどうやって信用させるのか?
    1. 制服や身分証を画面で見せる演出
    2. 偽の逮捕状や書類を送りつける手口
    3. 「捜査協力」を装って従わせる話術
  5. 「マネーロンダリングの疑い」と言われたら詐欺なのか?
    1. 犯人が使う典型的な脅し文句
    2. 「口座を確認するため振り込んで」の不自然さ
    3. 本物の警察・検察がしないこと
  6. カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループとは?
    1. 海外拠点から日本へ電話をかける仕組み
    2. 複数の地域・被害者を狙う組織性
    3. 摘発が難しいとされる背景
  7. 被害額約1400万円はどのように奪われたのか?
    1. 9回に分けて振り込ませる手口
    2. 複数の被害者から金を集める流れ
    3. 振り込んだお金が戻りにくい理由
  8. 同じ特殊詐欺に遭わないための見分け方は?
    1. 電話やビデオ通話で警戒すべきサイン
    2. 本物の警察官がしない行動の一覧
    3. 不審な連絡を受けたときの初動
  9. もしビデオ通話で脅されたらどう行動すればいい?
    1. まず通話をすぐに切る
    2. 相手が教えた番号には折り返さない
    3. 警察相談専用電話#9110に相談する
  10. 家族や高齢者をこの詐欺から守るには?
    1. 手口を家族で共有しておく
    2. 防犯機能付き電話などの備え
    3. 日頃から相談しやすい関係をつくる
  11. よくある質問(FAQ)
    1. 警察が電話やビデオ通話でお金を要求することはある?
    2. 相手が本物の警察番号を表示していたら信じてよい?
    3. すでに振り込んでしまった場合はどうすればいい?
    4. 闇バイトで詐欺に加担すると罪になる?
    5. 詐欺の情報を提供したいときの連絡先は?
  12. まとめ
    1. 参考文献

60時間以上のビデオ通話で何が起きた事件なのか?

まず、事件のあらましから見ていきます。今回の特殊詐欺は、犯人が警察官や検察官になりすました点に特徴があります。さらに、ビデオ通話を長時間つなぎ続けたことで注目を集めました。ここでは全体像をつかんでください。

偽警察官が口座振込を指示した事件の概要

犯人たちは、神奈川県に住む30代の女性に電話をかけました。名乗ったのは警察官や検察官です。「あなたにマネーロンダリングの疑いがあります」と告げました。

そのうえで、こう続けます。「通帳の調査のため、預金を指定の口座に一旦振り込んでください」。女性はこの言葉を信じてしまいました。身に覚えのない疑いをかけられ、強い不安を感じたとみられます。結果として、お金を振り込むことになりました。

被害者が60時間以上通話をつながれた経緯

この事件で異様だったのは、通話の長さです。女性がお金を振り込むまでの間、犯人とのビデオ通話はつなぎっぱなしでした。その時間は少なくとも60時間以上にのぼります。

なぜ、そんなに長く通話を続けたのでしょうか。警察は、女性を監視する意図があったとみています。通話を切らせないことで、女性が冷静になる時間を奪っていたと考えられます。ひとりで考える隙を与えない。それが狙いだったようです。

被害総額と被害に遭った人の内訳

被害は、この女性だけではありませんでした。犯人グループは、男女3人から現金をだまし取った疑いがもたれています。その総額はおよそ1400万円です。

被害の内訳を整理すると、次のようになります。

被害者 主な被害内容
神奈川県の30代女性(ネイリスト) 9回に分けて現金約850万円を入金
東京都の男子大学生 兵庫県の女性と合わせて約540万円
兵庫県の無職女性 東京都の大学生と合わせて約540万円

被害者の年代も職業もバラバラです。特定の人だけが狙われたわけではありません。

なぜ6人は「再逮捕」されたのか?

ニュースでは「再逮捕」という言葉が使われました。少しわかりにくい表現です。ここでは、その意味と今回の容疑をかみくだいて説明します。逮捕された人たちの立場も見ていきましょう。

再逮捕とはどういう意味か

再逮捕とは、すでに逮捕されている人を、別の容疑であらためて逮捕することです。1度目とは違う事件や被害について捜査を進めるときに行われます。

つまり、同じ人物が複数の事件にかかわっていた可能性がある、ということです。1件で終わらず、捜査が広がっているサインでもあります。今回も、別の被害が見つかったことで再逮捕につながったとみられます。

今回追加された容疑の内容

6人にかけられているのは、ニセ電話詐欺の疑いです。警察官や検察官をかたって電話をかけ、うそを言ってお金をだまし取った、という内容です。

具体的には、口座の調査を装って現金を振り込ませた疑いです。さらに、複数の被害者からお金を集めたとされています。1つの事件ではなく、組織的な詐欺として捜査が進んでいます。

逮捕された6人の立場と役割

逮捕されたのは、男女6人です。年代も住んでいた場所も、それぞれ違います。職業もアルバイトや派遣社員、無職などさまざまでした。

年代 居住地・職業の例
30代〜40代 北九州市のアルバイト、三重県の派遣社員
40代 福島県の無職、住居不定の無職
20代〜30代 住居不定の無職など

特別な経歴を持つ人ばかりではありません。身近に見える人が、詐欺の役割を担っていたことになります。

ビデオ通話を切らせない手口の狙いとは?

この事件のキーワードは「60時間の通話」です。なぜ犯人は、通話を切らせなかったのでしょうか。そこには、被害者を逃がさないための計算がありました。手口の心理面を見ていきます。

被害者を監視・孤立させる目的

通話をつなぎっぱなしにすると、被害者の様子が常に見えます。誰かに相談しようとしても、その動きを察知できます。通話そのものが、監視カメラのような役割を果たすのです。

孤立も大きな狙いです。長時間ひとりで犯人と向き合えば、外の世界とつながりにくくなります。家族や友人に話す機会も減ります。周りから切り離すことで、犯人の言葉だけを信じやすくしています。

相談・通報をさせないための心理的拘束

人は、強い不安の中では冷静に考えられません。犯人は、そこに付け込みます。通話を続けながら、次々と指示を出していきます。

「今すぐ振り込まないと逮捕される」。そんな緊迫した状況を作ります。考える時間も、調べる時間も与えません。焦らせ続けることが、通報をためらわせる仕掛けになっています。

振込完了まで通話を続けさせる流れ

犯人にとってのゴールは、お金の振込です。そこまで被害者を手放しません。通話を切らせず、最後まで付き添うように指示を出し続けます。

今回の女性も、9回に分けてお金を入金しました。1回で終わらせず、少しずつ振り込ませた形です。通話を維持したまま、何度も入金させる。これが被害を大きくした要因とみられます。

偽警察官・偽検察官はどうやって信用させるのか?

「自分はだまされない」。多くの人がそう思っています。それでも被害は起きます。犯人は、信じさせるための演出を用意しているからです。ここでは、その手口を具体的に見ていきます。

制服や身分証を画面で見せる演出

ビデオ通話の画面に映るのは、制服姿の人物です。帽子をかぶり、警察のエンブレムまで付いていることがあります。見た目だけなら、本物と見分けがつきにくいのが実情です。

さらに、警察手帳のようなものを画面で提示することもあります。目で見える証拠を出されると、人は一気に信じやすくなります。これが、ビデオ通話を悪用する理由です。

偽の逮捕状や書類を送りつける手口

犯人は、書類も使います。逮捕状に見せかけた画像を、通信アプリで送りつけることがあります。中には、被害者本人の名前が印字されていたケースもありました。

自分の名前が書かれた逮捕状。それを見せられたら、動揺するのも無理はありません。「身に覚えがない」と否定したくなる心理を、犯人は逆に利用します。否定するほど、説明を求められ、深みにはまっていきます。

「捜査協力」を装って従わせる話術

犯人は、命令口調ばかりではありません。「捜査に協力してほしい」と頼む形をとることもあります。協力する側になったと思わせる話術です。

「これは内密の捜査です。誰にも言わないでください」。そう告げて、相談する道をふさぎます。正義の手伝いをしているつもりが、詐欺に加担させられている。そんな錯覚を作り出します。

「マネーロンダリングの疑い」と言われたら詐欺なのか?

今回の事件で使われたのが「マネーロンダリングの疑い」という言葉です。難しい単語ですが、ここに大きなヒントがあります。本物と偽物を見分ける考え方を整理します。

犯人が使う典型的な脅し文句

犯人は、不安をあおる言葉を選びます。「あなたの口座が犯罪に使われている」。「あなたが捜査対象になっている」。こうした言い回しが定番です。

マネーロンダリングという言葉も、その1つです。意味がはっきりわからないからこそ、怖く感じます。理解しづらい専門用語ほど、相手を従わせる道具になります。

「口座を確認するため振り込んで」の不自然さ

落ち着いて考えると、おかしな点があります。口座を調べるために、お金を別の口座へ移す。この流れには、まったく合理性がありません。

本来、口座の調査にお金の移動は不要です。「確認のために振り込む」という言葉が出たら、それだけで疑ってよいサインです。お金を動かすよう求められた時点で、立ち止まってください。

本物の警察・検察がしないこと

見分け方の軸は、本物がしないことを知ることです。政府広報でも、いくつかのポイントが示されています。当てはまる点があれば、警戒してください。

本物の警察がしないこと
電話で「あなたが捜査対象だ」と伝える
SNSなどの通信アプリで連絡したいと言う
ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せる
突然ビデオ電話をかけてくる

1つでも当てはまれば、まず疑ってよい状況です。通話中でも、すぐ切って相談してかまいません。

カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループとは?

今回のグループは、カンボジアを拠点にしていたとされています。海外から日本を狙う詐欺は、近年めずらしくありません。その仕組みと、捜査の難しさを見ていきます。

海外拠点から日本へ電話をかける仕組み

特殊詐欺の電話は、必ずしも国内からかかってくるとは限りません。海外に拠点を置き、そこから日本へ連絡することがあります。今回もカンボジアが舞台でした。

通信技術を使えば、距離は問題になりません。海外にいても、日本の人へ電話やビデオ通話ができます。物理的に離れていても、被害は国内で起きるのです。

複数の地域・被害者を狙う組織性

被害者は、神奈川、東京、兵庫と各地にいました。1つの地域に限らず、広く狙っていたことになります。これは、役割を分けた組織だからこそできることです。

電話をかける人、お金を管理する人。複数の人が関わって動いています。1人では成り立たない仕組みが、被害を広げる土台になっています。

摘発が難しいとされる背景

海外拠点の詐欺は、捜査が簡単ではありません。犯人が国外にいると、すぐに手が届きにくいからです。捜査が複数の地域や国にまたがることもあります。

それでも、今回のように逮捕や再逮捕は進んでいます。地道な捜査によって、拠点や関係者が明らかになっています。摘発の動きは続いています。

被害額約1400万円はどのように奪われたのか?

被害総額は約1400万円にのぼります。大きな金額ですが、一度に奪われたわけではありません。少しずつ積み重ねる手口がありました。お金の流れを見ていきます。

9回に分けて振り込ませる手口

神奈川県の女性は、9回に分けてお金を入金しました。約850万円が、複数回に分散されています。1回ずつの金額を抑えることで、振込のハードルを下げた可能性があります。

何度も振り込ませるのには、理由があると考えられます。回数を重ねるほど、被害者は引き返しにくくなります。すでに振り込んだお金を取り戻したい心理も働きます。

複数の被害者から金を集める流れ

被害は1人にとどまりませんでした。東京都の大学生と兵庫県の女性からも、合わせて約540万円をだまし取った疑いがあります。同じ手口を、別の人にも使っていたとみられます。

被害者が増えれば、奪う金額も増えます。同じやり方を繰り返すことで、被害が積み上がっていきます。今回の総額も、その積み重ねの結果です。

振り込んだお金が戻りにくい理由

一度振り込んだお金は、すぐに動かされることが多いです。複数の口座を経由したり、別の形に換えられたりします。そうなると、追跡が難しくなります。

だからこそ、振り込む前に止めることが大切です。お金を出してしまう前の「ひと呼吸」が、被害を防ぐ分かれ目になります。怪しいと感じたら、振込の手を止めてください。

同じ特殊詐欺に遭わないための見分け方は?

ここからは、自分を守る話です。手口を知っていれば、入り口で気づけます。警戒すべきサインと、最初にとるべき行動を整理します。日常で使える内容です。

電話やビデオ通話で警戒すべきサイン

まず、突然の電話で不安をあおられたら要注意です。「あなたが犯罪に関わっている」。こうした言葉が出たら、いったん疑ってください。

ビデオ通話への切り替えを求められた場合も警戒が必要です。「映像で身分証を見せます」という流れこそ、詐欺の典型です。本物らしく見せる演出だと考えてください。

本物の警察官がしない行動の一覧

判断に迷ったら、本物がしないことを思い出してください。ビデオ通話で手帳を見せる行為は、その代表です。突然ビデオ電話をかけてくることもありません。

お金の振込を求めることもありません。「捜査のために振り込んで」は、本物の言葉ではないと覚えておいてください。この一点だけでも、見分けに役立ちます。

不審な連絡を受けたときの初動

怪しいと感じたら、相手のペースに乗らないことが大切です。その場で結論を出す必要はありません。少し時間をおくだけでも、冷静さが戻ります。

そして、自分ひとりで抱え込まないでください。家族や知人に話すだけで、客観的に見直せます。通話を続けたまま判断しないことが、最初の一歩です。

もしビデオ通話で脅されたらどう行動すればいい?

実際に脅されたら、頭が真っ白になるかもしれません。それでも、やることはシンプルです。3つの行動を覚えておけば対応できます。順番に確認していきましょう。

まず通話をすぐに切る

最初にすべきは、通話を切ることです。相手が制服を着ていても関係ありません。怪しいと思った時点で、ためらわずに切ってかまいません。

切ることに罪悪感を持つ必要はありません。本物の警察なら、通話を切ったくらいで困ることはありません。まず、相手とのつながりを断つことが大切です。

相手が教えた番号には折り返さない

犯人は、折り返し用の番号を教えてくることがあります。その番号には、決してかけ直さないでください。かけた先も、犯人につながる可能性が高いからです。

最近は、本物の警察署の番号を偽って表示させる手口もあります。表示された番号が本物に見えても、信じないでください。番号の見た目だけで判断するのは危険です。

警察相談専用電話#9110に相談する

相談先は、自分で確かめた窓口を使ってください。警察相談専用電話の#9110が役立ちます。最寄りの警察署へ直接出向くのもよい方法です。

迷ったら相談する。それで十分です。「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。早めに相談するほど、被害を防ぎやすくなります。

家族や高齢者をこの詐欺から守るには?

この手口は、年代を選びません。だからこそ、家族全員で備える意味があります。特別な道具は要りません。日々の小さな工夫が効いてきます。3つの視点で見ていきます。

手口を家族で共有しておく

いちばんの対策は、手口を知っておくことです。知っていれば、いざというとき気づけます。今回の事件を、家族の話題にしてみてください。

「ビデオ通話で身分証を見せる警察はいない」。この1つを共有するだけでも変わります。事前に話しておくことが、最強の予防策になります。

防犯機能付き電話などの備え

道具で備える方法もあります。防犯機能付き電話には、通話を自動で録音する機能があります。相手に警告メッセージを流すタイプもあります。

こうした電話は、犯人にとってやりにくい環境を作ります。「録音されます」と伝わるだけで、相手がひるむこともあります。家族の電話にも取り入れてみてください。

日頃から相談しやすい関係をつくる

詐欺は、孤立した状況で進みます。だからこそ、相談しやすい関係が守りになります。普段から、気軽に話せる空気を作っておきたいところです。

「変な電話が来たら、すぐ教えてね」。その一言で十分です。いつでも相談できる相手がいることが、被害を防ぐ力になります。つながりそのものが、防御になります。

よくある質問(FAQ)

事件や手口について、よく寄せられる疑問をまとめます。短く答えていきます。気になる点から読んでください。判断の参考になれば幸いです。

警察が電話やビデオ通話でお金を要求することはある?

ありません。本物の警察や検察が、電話やビデオ通話でお金の振込を求めることはありません。「捜査のために振り込んで」と言われたら、詐欺だと考えてください。

そもそも、口座の調査にお金を動かす必要はありません。お金を求められた時点で、応じる前に相談してください。

相手が本物の警察番号を表示していたら信じてよい?

信じないでください。実在する警察署の番号を偽って表示させる手口が確認されています。表示が本物に見えても、油断は禁物です。

確認したいときは、自分で調べた番号にかけ直してください。相手が教えた番号は使わないことが大切です。

すでに振り込んでしまった場合はどうすればいい?

すぐに相談してください。早く動くほど、対応できる幅が広がります。警察相談専用電話の#9110や、最寄りの警察署に連絡してください。

利用した金融機関への連絡も大切です。「もう遅い」とあきらめず、まず相談することが次の一歩です。

闇バイトで詐欺に加担すると罪になる?

なります。受け子や出し子といった役割でも、詐欺の罪に問われます。「知らなかった」では済まされません。

「簡単に稼げる」という誘いには、危険が隠れています。少しでも怪しいと感じたら、関わらないでください。

詐欺の情報を提供したいときの連絡先は?

匿名で情報を寄せる窓口があります。匿名通報ダイヤルなどが用意されています。周りで気になる話を聞いたときに役立ちます。

「知り合いが詐欺に関係しているらしい」。そんな情報でもかまいません。小さな情報が、被害を止めるきっかけになります。

まとめ

ビデオ通話を60時間以上切らせない特殊詐欺は、被害者を孤立させる手口でした。偽の制服や逮捕状で信じ込ませ、「確認のために振り込んで」とお金を奪います。見分ける軸はシンプルです。本物の警察は、ビデオ通話で身分証を見せず、お金の振込も求めません。怪しいと感じたら、通話を切る。教えられた番号にはかけ直さない。そして#9110へ相談する。この3つを覚えておけば、入り口で身を守れます。

こうした手口は、形を変えながら広がっています。SNSへの誘導や、なりすましメールも確認されています。だからこそ、家族で手口を共有しておく価値があります。防犯機能付き電話を取り入れるのも、今日からできる備えです。まずは身近な人に、この事件のことを話してみてください。その一言が、誰かを守る最初の行動になります。

参考文献

  • 「ビデオ通話を60時間以上繋ぎ...警察官なりすまし“詐欺”6人再逮捕」-「KBC九州朝日放送」
  • 「ビデオ通話を悪用した“偽警察官・検察官”の詐欺に注意!!」-「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ」
  • 「ニセ警察詐欺に注意!」-「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ」
  • 「手口一覧と今日からできる対策」-「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ」
  • 「撲滅ニセ警察詐欺。“#みんとめ”であなたのお金を守ろう!」-「政府広報オンライン」
  • 「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」-「警察庁」